犬神家の一族(1976年)

一番最初に自分にとって、最も印象に残っている、記憶に残っている、
そんな日本映画を書いていこう。

犬神家の一族

もちろん、1976年版。
ご存じ金田一耕助は、石坂浩二。
当たり役。

自分にとって金田一は石坂金田一だけなのである。
それ以外は、ない!
ま、孫のはじめ(堂本剛)は、少し、アリ。

脱線はともかく、犬神家の一族をはじめてみたのは、高校生の時、もはや、何年前だか不明な過去。
30年ぐらいだろうかな・・・。
テレビでの映画放送だった。

とにかく、ラストシーンが印象に残っていたね。
学生時代の多感な年頃にとって、また、住んでいた家から、10メートルの近くでいつも電車が走っていたこともあったから、
電車が出発するホームのシーン、お別れは印象に残るんだよね。

金田一が、みんなの見送りを拒否して、自分で駅までいって、ホームを走る。
なんとも言えない名シーン。
いまさらながら、さすが、市川崑。

市川崑監督の金田一シリーズの特徴はラストが良い。
ラストシーンがいいと、映画を見た人に、なんともいえないじわーとくる感情を与える。
よくわかってらっしゃる。

悪魔の手鞠歌・・・・電車
獄門島・・・・船
女王蜂・・・・電車
病院坂の首くくりの家・・・坂→歓談(現実に戻してくれる感)

すべてラストがすばらしい!

人を殺してしまう人間のもってるもの。
そんなものさしでははかれない誰もが持っているような奥底の感情を、ラストが包み込む。
そして、戻ってくる感覚を表現している。

俳優陣
犬神佐兵衛の描いた泥沼にはいってしまった、全員。
現在の俳優では、演じきれない演技。

ほんとの主役といっていいでしょう、高峰三枝子。
圧巻である。それしかない。

シリーズ通して、自分が好きなのが、三木のり平。
天才である。
三木のり平含めた脇役陣のとんでもないすばらしすぎる演技が、全体を締めるのである。
役者である。
現在の、俳優とは違う。役者なのだ。
大滝秀治、あじがある。とはまさにこうゆう役者のことをいう。
いまはもういなくなってしまった。

金田一耕助:石坂浩二
野々宮珠世:島田陽子
犬神佐清:あおい輝彦
犬神松子:高峰三枝子
犬神梅子:草笛光子
犬神竹子:三条美紀
犬神小夜子:川口晶
那須ホテルの女中:坂口良子
犬神佐武:地井武男
犬神佐智:川口恒
犬神幸吉:小林昭二
藤崎鑑識課員:三谷昇
猿蔵:寺田稔
井上刑事:辻萬長
主治医:守田比呂也
若林豊一郎:西尾啓
警察医:細井利雄
大山神官:大滝秀治
橘警察署長:加藤武
那須ホテルの主人:横溝正史
柏屋の亭主・久平:三木のり平
宮川香琴:岸田今日子

あー、書いていたらまた見たくなってきた。
オススメ!

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